
□フィリピノ・ホスピタリティ
外国人を温かく迎えて持て成す——。それがフィリピンの人たちに共通した気質の一つで、この特性を指すのが「フィリピノ・ホスピタリティー」です。特に若い人たちが、日本では考えられないほど高齢者に親切です。こうした人の良さ、親切心に惹かれ、この地を第二の生活の場に選んだ外国人退職者は少なくありません。それに加え、日本人にとっての魅力は物価、人件費の安さです。そして言葉。米国、英国に次いで「世界第三の英語国」と言われるフィリピンは、タイ、インドネシア、マレーシアなどと違い、英語が日常語となっているので、日本人のブロークン・イングリッシュでも通用します。異国での日常生活にとって軽視できない利点です。
しかし、庶民の親切さなどが目立ち、暮らしやすいフィリピンですが、熱帯という気候条件だけでなく、私たちと生活風習に大きな違いがあります。法律・制度も違いますし、国民の80%近くがカトリック教徒です。観光旅行でフィリピンを訪れたのなら、その非日常性は土産話になりますが、ここで生活するとなると別問題です。第二の生活の場にしたフィリピンで、出来るだけ不自由なく、快適な日常生活を送っていただきたい——。そんな願いからPRA日本人倶楽部は発足しました。
□会員の互助と親睦が目的
PRA日本人倶楽部(会長・家田昌彦)は2001年11月に有志11人で旗揚げし、2002年6月27日に開催された設立総会で正式に発足しました。会員は150人を超えています(2009年10月現在)。フィリピン退職庁(Philippine Retirement Authority・ PRA)の外国人退職者プログラムに参加、特別居住退職者ビザ(Special Resident Retiree Visa・SRRV)を取得した日本人が中心の組織です。「PRA日本人倶楽部」の最初の3文字はフィリピン退職庁の頭文字です。PRA日本人倶楽部はフィリピン証券取引委員会(SEC)から2002年8月、非営利の法人組織として認可されており、在フィリピン日本大使館は在比邦人組織として認知し、緊急事態発生時の連絡先の一つに指定しています。
私たちは、フィリピン在住の邦人が生活する上で必要と思われるさまざまな情報を会員に提供し、日本では他人同士だった会員が親しくなれる機会を設けているほか、京都大学で修士過程を終えた地元の弁護士を顧問に迎え、会員個々の相談にも応じています。これまでに、異国の地で悲惨な最期を遂げ、あるいは、こちらでの生活に挫折して帰国されたSRRV取得者を知っているからです。
また、法律や規則の改定などで、万一、SRRV取得者が不利益を被るような事態が生じた場合、利害をともにする日本人が団結している必要性があると考えたのも設立した目的の一つです。フィリピンに居住する日本人、一人ひとりの立場は弱いですが、一つになると大きな力と影響力を発揮できます。
□運営はすべて会員のボランティア活動
会員はマニラ首都圏だけでなく、バギオのあるベンゲット、パンガシナン、ブラカン、ラグナなどルソン島各州からセブ、ボホール両島、ミンダナオ島のダバオなど広範囲にわたって会員が居住する唯一の在比邦人組織です。
当倶楽部には9人の理事で構成された理事会があり、そこで事業内容を協議し、実行に移しています。運営に携わる会員は、理事以下、全員がボランティアの互助組織です。具体的な活動としては、会報の発行、フィリピンの文化や社会情勢などをテーマにした懇話会、セミナー、会員相互の親睦を深める懇親会、月例ゴルフトーナメント、ゲートボール講習会等を開催するほか、PRAの通達文書、回状などを日本語に翻訳して会員に配布しています。新たにSRRVを取得される方のお手伝いもしております。事務局は日刊マニラ新聞の協力を得て、同社内に設けております。
□入会をお待ちしております
SRRVを取得されている日本人の方々は「正会員」、配偶者は「家族会員」、またこの会の趣旨に賛同される方は「賛助会員」としてお迎えいたします。入会をご希望の方は、会員2人の推薦を必要としますが、会員をご存じない方は事務局・橋本に電話(02-897-5660)でその旨をお伝えください。
当倶楽部の入会金、年会費は下記の通りです。
| | 年会費 | 入会金 |
| 正会員 | 2,400ペソ | 1,200ペソ |
| 家族会員 | 1,200ペソ | 600ペソ |
| 賛助会員 | 2,400ペソ | 1,200ペソ |
なお、入会初年度の年会費は入会月から入会年度末(5月)までの月額を加算した額です。